8月7日(水)18時から岩国市民文化会館小ホールにて「錦帯橋世界遺産セミナー2019 錦帯橋の保存管理-岩国の宝を守り継ぐ-」を開催し、約100人の方にご来場いただきました。
このセミナーでは、世界文化遺産登録で求められる錦帯橋の保存管理について確認するため、国内の世界文化遺産の保存管理に関する有識者を招き、ミニ講話や全体討論を行いました。
●ミニ講話①:早稲田大学名誉教授 依田 照彦 氏
『健全度調査(強度試験)について』
●ミニ講話②:京都工芸繊維大学教授 清水 重敦 氏
『錦帯橋における架替とオーセンティシティ”真実性”について』
●ミニ講話③:文化庁文化財調査官 鈴木 地平 氏
『世界文化遺産に必要な保存管理について』
●全体討論 :【進 行】熊本大学大学院特任教授 小林 一郎 氏
【参加者】依田 照彦 氏、清水 重敦 氏、鈴木 地平 氏
講師の皆様には、文化遺産の保存管理についてはもちろん、錦帯橋の健全度調査(強度試験)やオーセンティシティ(真実性)についても分かりやすくご講話いただきました。また全体討論の最後では、出席者全員が、『市民が錦帯橋を愛することが世界文化遺産登録への何よりの近道だ』と仰られ、今一度錦帯橋について見つめ直す大変よい機会になりました。
また翌日8日(木)には、岩国高等学校の生徒142人にご協力いただき、5日(月)から行われている5年に1度の錦帯橋の健全度調査(強度試験)の1つの「たわみ測定」が行われました。
試験開始前の記念撮影では、本協議会の横断幕を広げて撮影をさせていただきました。
今後も本協議会では、錦帯橋の価値や魅力についてのさまざまな活動や情報発信に取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力をお願いいたします。